気持ち

更新日:2024年11月25日

公開日:2024年11月25日

今年9月末で、90歳以上の町民は146人。人口の3.3%にあたり、全国平均の2.9%を上回っています。ちなみにこのうち12人が百歳を超えています。
まさに人生100年時代が到来しているのです。いかに健康で暮らせる時間を増やすかがカギとなり、健康寿命を延ばす努力や取組みが必要になってきています。
この時期、それぞれの地域や施設で敬老会などの行事が行われ、お招きいただくことも多く、高齢者の皆さんのお顔を見る機会も増えます。私が若かった頃、現役世代でバリバリと仕事や家事、子育てに頑張ってこられた方々、なかには仕事上でいろいろとおしかりを受けた方もおられる。しかし皆さん等しく年を重ねられている。ここはせがれの気持ちとなり、肩に手をあて元気に長生きしてほしいと思うのです。

令和6年中に町内で生まれる赤ちゃんの数は14~5人になる見込みです。平取町では以前から「すこやか赤ちゃん祝い金制度」を設け、赤ちゃんが誕生したご家族にお祝い金を贈っています。お祝い金は町長か副町長が直接届けることになっており、その際、生まれた赤ちゃんと対面できる時間があるのです。
10月のマラソン大会、出場者の名簿には数年前、赤ちゃんとして対面した子どもたちの名前を見つけました。元気に走る子どもたちの姿を見て、ここは目を細めて孫を見るじじいの気持ちで、元気にこれからもすくすくと育ってほしいと思うのです。

夏から秋にかけ、新年度総合計画の見直しや新年度予算の編成資料とするため、各地域での懇談会を開催し地域の課題や意見をいただいている。また、様々な会合や、時には町長室まで来ていただき、個人や団体からいろいろな要望や提言をいただく。ご自身の職業の現状と課題、人口を増やす取組みの具体的な提案や子どもの教育環境への提言など、内容は多岐にわたる。
難しい課題も多いが、町民の皆さんの知見と力を借りることで大きく事業が進むことの可能性を信じている。「これを進めるにはあなたの力が必要なんだ。一緒にやろう!」ここは同じハートを共有できる仲間の気持ちで、スクラムを組みたいと思う。

コロナ禍後、ハードなスケジュールの毎日ではあるが、その時々の自分の気持ちと色んな方の気持ちを重ねてこの町の将来を考えたい。