お雑煮

更新日:2025年01月08日

公開日:2025年01月08日

新年あけましておめでとうございます。

2025年元旦の朝は晴天に恵まれ、我が家から手を合わせて拝んだ初日の出は、ちらほら降る風花(天気雪)にも演出され、とても幻想的でした。
新たな年、また新たな気持ちで、忙しくあわただしくとも充実した1年にしたいと思っています。

正月三が日の朝食は雑煮を食べることにしており、その餅は親父から受け継いだ年代モノの餅つき機で、年末に妻と二人でせっせと2升ほどのもち米をつき上げます。そのほとんどは子どもや親せきに配られていくものなのですが。
雑煮は全国でその地域ならではの特徴があり、その種類は100種を超え、北海道は開拓期に全国から人が集まったこともあり、多様な雑煮が食べられているそうです。
我が家の雑煮は、先祖が新潟県からの入植ということもあり、鶏ガラの出汁に醤油味で鶏肉、ニンジン、大根、ゴボウ、タケノコ、三つ葉、かまぼこ、椎茸などの具沢山となっています。ある地域ではあんこ餅のものやみそ味のものもあるようで、一度食べてみたい気もします。雑煮にも地域色があるように、全国にある郷土食は、その地域で調達できる食材をいかにおいしく食べる工夫が昔からされてきており、それが健康にも通じるようなレシピを生み出してきたのではないかと思われます。

人は食べなければ生きてはいけません。言わずもがなバランスの取れた規則正しい食生活は健康に暮らすうえでの大切な条件となります。
食は健康の基本という考えからも、町民の皆さんが食を通じ健康を考え、元気に暮らしていただくために、平取町では平成22年に「平取町食育推進計画」を策定し、現在は3期目となる計画に則した取り組みを進めています。食育事業の一環として、平取高校のトマトクラブでは毎年、地元食材を使ったオリジナルのメニューを情報発信していますし、クラブ考案のレシピによるお弁当は地域の行事などでも提供されています。
また、平取町職域栄養士連絡会が作成した「平取レシピ動画チャンネル」もユーチューブで配信されていますので、ぜひ一度ご覧いただきたいと思います。
(110) びらとりレシピ動画チャンネル - YouTube
びらとりトマトをはじめとする野菜やびらとり和牛など、新鮮で栄養価の損なわれない地元食材を心がけて摂るようにすることで、健康を維持することや地元を再発見するような機会にも繋がっていくと思っています。
新年にあたり、それぞれに今年の目標を掲げられたと思いますが、その目標の一つに「しっかり食べて健康な体と心を保つ」ことの項目を加えていただき、2025年を元気に楽しく過ごしてまいりましょう。

本年もよろしくお願いいたします。